〈仲人さんとは〉

仲人さんとは、縁談から結納、挙式、披露宴、結婚式の後まで、相談に乗ってくれる存在のことです。最上の方言では【ナカドーさん】と呼ばれています。
「仲人は親も同然」という言葉があるほど、影響力が強く、信頼性もありました。仲人さんは両家の間を取り持ち、事あるごとに悩みを吐き出す場となり、アドバイスを行っていたので、初めての結婚に対しての心強い味方でした。また、仲人さんだけでなく、上司や仲間が出会いのきっかけや背中を押す存在となり、結婚へと導きをしてくれました。そして結婚が決まると、仲人・上司などは媒酌人としても高砂に同席することがほとんどでした。

現在の婚活と言えば、パーティーに参加したり、インターネットから検索したりと、誰かに頼らずに1人で行うことが多く、このような時代背景の変化や人間関係の変化とともに仲人を設定する結婚式は減少傾向にあります。
自分1人で婚活を行うということは、背中を押してくれる存在もなく、相談できる環境が少ないため、「理想の人が現れない」「決めどころがわからない」「自己アピールがうまくできない」など、自分だけでは解決できない課題も増えています。
その結果、最新の生涯未婚率は過去最高となり、男性の約4人に1人、女性の約7人に1人が一生涯未婚となり、たとえ結婚をしたとしても3人に1人が離婚する時代へと変化していきました。
この数字からわかることは、かつてのように、仲人さん・上司・仲間などが、背中を押し、間を取り持ってくれる人がいたことで成婚率が高く、離婚率が低かったということです。また客観的に見て、自分に合う人を周囲から選んでもらえていたことも、結婚生活がうまくいっていた要因の1つです。

〈仲人意見交換会の様子〉

時代の移り変わりとともに結婚にまつわる背景も平成の30年間でかなり変化していますが、最上地域で活動をしている昔ながらの仲人さんたちは、「結婚をさせてあげたい!」と願っていながらも、現代の結婚事情・婚活男女の心理に少々困惑気味でした。
そこで、現代の結婚事情を知って、結婚に悩んでいる方々を幸せな結婚に導くために、定期的に勉強会を開催しています。